日本人の父、フィリピン人の母の元に生まれる。
2022年 女子美術大学 芸術学部 卒業
東京を拠点に活動中。
生まれも育ちも日本で、フィリピンで過ごした時間は短いですが、日本文化とフィリピン文化の両方を知る私にしか描けない風景を具象絵画、抽象画で表現しています。
私の第二の故郷であるフィリピンに幼い頃滞在する機会が多々ありました。
歳を重ねていくうちに現在のフィリピンについて考えるようになり、人々の生活にフォーカスをあてて作品を制作しました。
現在のフィリピンでは日本とは比べ物にならないくらい、貧富の差が激しく、不自由なく生活している人がいる一方で、毎日の生活も苦しくその日を生きるだけで精一杯の人もいます。裕福な人からすればスラム街で生活している人々は不幸に見えるでしょう。
私自身生きるために精一杯の生活は苦しいと思います。ですが、スラム街で生活している人も不幸なわけではないと思うんです。
決して裕福な生活ではないですが、毎日温かみがあり、笑顔が絶えない生活をしています。
貧しいから不幸だと固定概念で決めつけるのではなく、実際に人々の生活や表情を見て欲しいと思い作品にしています。